食材・ごはん

アボカド(犬猫にはすすめられない)

avocado

Definition

皮・種・葉にペルシンという成分を含み、鳥など一部の動物で中毒が知られる果物。犬猫での中毒報告は少ないとされるが、種による腸の詰まりや脂肪分の多さによる負担があるため、与えることはすすめられない食材とされる。

この項目のポイント

  • アボカドの皮・種・葉にはペルシンという成分が含まれ、鳥や一部の動物で中毒が知られている
  • 犬猫での中毒報告は少ないとされるが、安全性が確立しているわけではない
  • 種は大きく硬く、丸のみすると消化管に詰まる危険がある
  • 脂肪分が多く、少量でも下痢や体への負担につながることがあるとされる

アボカドとは

アボカドは、なめらかな果肉と脂肪分の多さから、人の食事では「体によい脂肪」として親しまれている果物です。

サラダやパン、ワカモレなど食卓に登場する機会も多く、犬や猫が食べたがる場面もあるかもしれません。

ただし、犬猫にとっては積極的にすすめられる食材ではないとされています。

犬猫にはすすめられない理由

アボカドの皮・種・葉には、ペルシンという成分が含まれています。

ペルシンは鳥類や一部の動物で中毒を起こすことが知られている成分です。

犬や猫での中毒報告は、鳥に比べると少ないとされています。

とはいえ、報告が少ないことは安全性が確認されていることとは違います。

それよりも実際に気をつけたいのは、次の2点です。

  • 種の誤食: アボカドの種は大きくて硬く、丸のみすると食道や腸に詰まる危険があります
  • 脂肪分の多さ: アボカドは果物の中でも脂肪分が多く、少量でも下痢や体への負担につながることがあるとされています

「体によい脂肪だから」という人の感覚を、そのまま犬猫に当てはめないようにしてください。

誤って口にしてしまったとき

アボカドの実や種、皮を口にした可能性があるときは、様子を見続けず動物病院に連絡することがすすめられています。

自己判断で吐かせようとするのは避けてください。

連絡の際は、何を、どのくらいの量、いつごろ口にした可能性があるかを伝えられると状況が伝わりやすくなります。

種をそのまま飲み込んでいる可能性があるときは、詰まりの心配があることも伝えてください。

身近にある製品と保管の注意

アボカドは、次のような形で家の中にあることが多い食品です。

  • 生のアボカド、半分に切って種が残ったままの状態
  • ワカモレなど、玉ねぎやにんにくと一緒に味付けされた加工品
  • アボカドトーストやサラダなど、人の食事に使われた状態

ワカモレのように玉ねぎやにんにくが加わっているものは、アボカド自体の心配に加えて、ねぎ類の危険も重なります。

食べ終えた皮や種をそのままゴミ箱に入れておくと、犬猫が拾い食いしてしまうことがあるため、ふた付きのゴミ箱で保管するなどの工夫をしておくと安心です。

犬猫のおやつを選ぶときの基準

アボカドは植物学的には果物の仲間ですが、果物の与え方で紹介しているりんごやバナナとは違い、量に関係なく避けたい側の食材として扱われています。

脂肪分の多い食べ物と腸の関係については脂肪の多い食べ物と犬猫のお腹の負担でも整理しています。

腸活を意識したおやつを選びたいときは、アボカドを含む脂肪分の多い食材ではなく、犬猫用に作られたおやつから選ぶようにしてください。

新しい食べ物を試すときは、フードの切り替えと同じように少量から始め、便チェックで様子を見る習慣をつけておくと、体調の変化にも気づきやすくなります。

本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。

FAQよくある質問

犬がアボカドを少し食べてしまいました。少量なら大丈夫ですか?

犬での中毒報告は少ないとされていますが、安全とされる量が確立されているわけではありません。脂肪分の多さから消化器に負担がかかることもあるため、少量であっても様子を見ながら、心配なときは動物病院に相談することがすすめられます。

猫にアボカドを与えても平気ですか?

猫についての報告はさらに少なく、判断材料が限られています。栄養面でも猫が必要とするものではないため、与えない選択が安全とされています。

種や皮を誤って食べてしまった場合はどうすればいいですか?

種は大きく硬いため、丸のみすると消化管に詰まる危険があります。皮や葉にはペルシンという成分が含まれ、鳥など一部の動物で中毒が知られています。誤って口にした可能性があるときは、様子を見ずに動物病院に連絡してください。

人がアボカドを食べているとき、少しだけ分けてもいいですか?

積極的にすすめられる食材ではありません。ワカモレのように味付けされたものであれば、玉ねぎやにんにくが加わっていることも多く、負担がさらに増えます。犬猫には与えないことが基本の対応とされています。

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